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吐き出すんじゃなく、穴に呑み込まれるほうか? 決まってるだろ、フロイト・ラカンの基盤だよ。 |
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私は私で穴だ、そうだろ? 穴は呑み込むこともあれば、ときに吐き出すこともある。何を吐き出すんだって? 名だ、名としての父だ。 Je suis ce que je suis, ça c'est un trou, non ? Un trou […], un trou ça engloutit, et puis il y a des moments où ça recrache. Ça recrache quoi ? Le nom, le Père comme nom.” (Lacan, S22, 15 Avril 1975) |
Aに戻ることだよーー、
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原初に何かが起こったのである、それがトラウマの神秘の全て[tout le mystère du trauma]である。すなわち、かつてAの形態[ la forme A]を取った何かを生み出させようとして、ひどく複合的な反復の振舞いが起こる…その記号「A」をひたすら復活させようとして。[quelque chose à l'origine s'est passé, qui est tout le mystère du trauma, à savoir : qu'une fois il s'est produit quelque chose qui a pris dès lors la forme A, que dans la répétition le comportement, si complexe, engagé,…n'est là que pour faire ressurgir ce signe A. ](ラカン, S9, 20 Décembre 1961) |
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もちろん次の図の赤い環Aに戻ることじゃないぜ。
青い環の穴Ⱥの下には別のAがあるんだよ、次の図の左上のAが。
つまりはこういう状態だな。
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以前の状態に回帰しようとするのが、事実上、欲動の普遍的性質である〔・・・〕。この欲動的反復過程…[…ein so allgemeiner Charakter der Triebe ist, daß sie einen früheren Zustand wiederherstellen wollen, (…) triebhaften Wiederholungsvorgänge…](フロイト『快原理の彼岸』第7章、1920年、摘要) |
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人には、出生とともに、放棄された子宮内生活へ戻ろうとする欲動、母胎回帰がある[Man kann mit Recht sagen, mit der Geburt ist ein Trieb entstanden, zum aufgegebenen Intrauterinleben zurückzukehren, (…) eine solche Rückkehr in den Mutterleib.] (フロイト『精神分析概説』第5章、1939年) |
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母胎回帰としての死[Tod als Rückkehr in den Mutterleib ](フロイト『新精神分析入門』第29講, 1933年) |
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死への道は、享楽と呼ばれるもの以外の何ものでもない[le chemin vers la mort n'est rien d'autre que ce qu'on appelle la jouissance. ](Lacan, S17, 26 Novembre 1969) |
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子宮内生活は、まったき享楽の原像である[La vie intra-utérine est l'archétype de la jouissance parfaite].(Pierre Dessuant, Le narcissisme primaire, 2007) |
これに無知だったらフロイト・ラカンのモグリだぜ。
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ラカンは反復と喪われた対象との結びつきを常に強調した。…ラカンは根源的に喪われた対象をふたたび見出すための努力として反復を位置づけるのを止めなかった。 Lacan n'a jamais manqué de souligner le lien de la répétition à l'objet comme objet perdu (…) Il n'a pas cessé de situer la répétition comme un effort pour retrouver l'objet foncièrement perdu. (J.-A. Miller, « Transfert, répétition et réel sexuel.» 2010) |
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ーー《喪われた子宮内生活 [verlorene Intrauterinleben]》(フロイト『制止、症状、不安』第10章、1926年) |
フロイトラカンとは何の関係もないゴダールだって知ってたよ
◼️ゴダール「Histoire(s) du cinéma 2A」と「世界の起源」(喪われた世界 LE MONDE PERDU)
◼️ラカンのカントリーハウスにおけるクールベの「世界の起源(L'Origine du monde)」
ラカンは夏休みになったらこの「世界の起源」について思索を巡らしてのさ、ミレールとともに。
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どの穴も女陰の裂け目の象徴だった[jedes Loch war ihm Symbol der weiblichen Geschlechtsöffnung ](フロイト『無意識』第7章、1915年) |
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おっと、俊が向こうからやってきたよ |
なんでもおまんこ 谷川俊太郎
なんでもおまんこなんだよ
あっちに見えてるうぶ毛の生えた丘だってそうだよ
やれたらやりてえんだよ
おれ空に背がとどくほどでっかくなれねえかな
すっぱだかの巨人だよ
でもそうなったら空とやっちゃうかもしれねえな
空だって色っぽいよお
晴れてたって曇ってたってぞくぞくするぜ
空なんか抱いたらおれすぐいっちゃうよ
どうにかしてくれよ
そこに咲いてるその花とだってやりてえよ
形があれに似てるなんてそんなせこい話じゃねえよ
花ん中へ入っていきたくってしょうがねえよ
あれだけ入れるんじゃねえよお
ちっこくなってからだごとぐりぐり入っていくんだよお
どこ行くと思う?
わかるはずねえだろそんなこと
蜂がうらやましいよお
ああたまんねえ
風が吹いてくるよお
風とはもうやってるも同然だよ
頼みもしないのにさわってくるんだ
そよそよそよそようまいんだよさわりかたが
女なんかめじゃねえよお
ああ毛が立っちゃう
どうしてくれるんだよお
おれのからだ
おれの気持ち
溶けてなくなっちゃいそうだよ
おれ地面掘るよ
土の匂いだよ
水もじゅくじゅく湧いてくるよ
おれに土かけてくれよお
草も葉っぱも虫もいっしょくたによお
でもこれじゃまるで死んだみたいだなあ
笑っちゃうよ
おれ死にてえのかなあ
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死は享楽の最終形態である[death is the final form of jouissance](ポール・バーハウ PAUL VERHAEGHE, Enjoyment and Impossibility, 2006) |
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